FigmaとFigJamの生成AIに関する機能まとめ
FigmaとFigJamで利用できる生成AIに関する機能やプラグインのまとめです。ディスカッションを効率的に進めたり、高速なデザイン検証の支援などさまざまな使い方が考えられます。
AIに関する機能は今後も増えることが予想されるため、随時更新していきます。
この記事のターゲット
FigmaやFigJamで利用できる生成AIに関する機能について知りたい方
FigmaにおけるAI機能の位置付け(2023年11月)
FigmaにおけるAIの扱い方や考え方については、以下のヘルプページに記載がされてます。
2023年11月現在、Figma上でのAI機能はベータ版の位置付けであるようで、すべてのプランで利用でき、どのプランでもデフォルトでONになっているようです。
ただし、ビジネスプラン以上の組織アカウントでは、管理者が設定上でAI機能をオプトアウト(機能の無効化)している場合は、その組織内でAI機能は使用できなくなります。
企業によっては業務上の理由でAIの使用を制限している場合も考えられますので、使用したい場合は利用目的と合わせて検討してください。
一部抜粋すると、Figma社とOpen AI社との間で、Figmaから送信されたデータはOpen AIのモデルのトレーニング(学習)には使用しないという規定を交わしている旨の記述があります。
Figma’s agreement with OpenAI provides that data is not to be used for model training. Data inputted into AI features is sent to OpenAI for processing and generating AI output. Data is temporarily retained in OpenAI’s environment to provide the services, however it is not used for model training.
とはいえ、Figmaではない外部サービスにデータ送信をしていることに変わりはありませんので、状況に応じて利用可否の判断が分かれる場合があることに留意してください。
生成AIに関する標準機能
FigJam AI
テキスト・プロンプトを入力することで、要求に応じたオブジェクトを生成する機能です。標準機能として実装されている公式の機能になります。
付箋の生成や、セクションによるグルーピングや、矢印オブジェクトを使用したフローチャートなどのFigJamならではのデータ生成ができる特徴があります。
基本的な使い方としては、ディスカッションやプランニング用のテンプレート一式の生成と、セクション上の付箋の整理(要約、グルーピング)に適しています。
以下の記事で使い方を紹介していますので参考にしてみてください。
ウィジェット
Jambot
議論の発散や収束の支援、テキストの書き換えや翻訳などのテキストを生成し、手っ取り早く付箋に書き出すことができます。
FigJam AIとの差別化ポイントとしては、ディスカッションを発散させるために付箋を詳細下したり、複数のアイデアを高速に生成することに特化しています。
以下の記事で使い方を紹介していますので参考にしてみてください。
プラグイン
AI image generator
テキスト・プロンプトを入力して画像を生成できるプラグインです。こちらはFigma公式ではなくサードパーティ製で、Freepikが運営している同名のウェブサービスがFigma上で利用できるようになったものです。
1つのプロンプトにつき4枚生成され、1日に64枚(計16回)までの画像生成であれば、無償で利用できるようです。手っ取り早く画像を使用したい場合や、イメージを膨らますためのコンセプトの発散などに役立ちます。
以下の記事で使い方を紹介していますので参考にしてみてください。