vscode-claude-code-settings-memo-2026-03
公開日: 2026.03.27  | 更新日: 2026.03.27

VS CodeとClaude Codeの設定メモ(2026年3月)

Claude Codeにはいくつか設定に関わるファイルがあります。CLAUDE.mdMEMORY.mdSKILL.mdsettings.json。どれもClaudeの振る舞いに影響しますが、それぞれ役割が違います。この4つの違いを把握しておくと、何をどこに書くかで迷わなくなります。

今回はMac(macOS 26.3.1)でClaude CodeをVSCodeで使うときに出てくるこれらの設定方法と、設定ファイルの使い分けについての備忘録です。

仕様はすぐにあくまで筆者の環境での設定になるので、この通り設定すれば絶対に再現性のある結果を保証するとは限らないので悪しからず。

なお、2026年3月現在の情報である点に留意してください。

この記事のターゲット

  • Claude Codeを使い始めたが、設定ファイルの使い分けがわからない方

  • CLAUDE.mdに何を書けばよいか迷っている方

  • Skills・Auto Memory・settings.jsonの違いを整理したい方


Claude CodeをVSCodeで使い始める

VSCodeの拡張機能ビュー(Cmd+Shift+X)から、Anthropic公式の「Claude Code」をインストールします。初回起動時にブラウザで認証(ログイン)を済ませれば完了です。

ここで、必ずやっておくべき設定があります。自動保存の有効化です。

Claude Codeはディスク上のファイルを直接読み書きします。自動保存が無効だと、エディタ上の未保存の変更をClaudeが認識できず、古い内容を見ながら編集してしまいます。VSCodeの設定で "files.autoSave": "afterDelay""files.autoSaveDelay": 1000 の2行を追加してください。

コマンドも2つ覚えておくと便利です。/clear はClaude Codeとの会話をまっさらにリセットします。作業が一区切りついたときやコミット後に使います。/compact は会話の要約だけ残してメモリを縮小します。同じ作業の途中で会話が長くなってきたときに使います。

4つの設定ファイルと役割

Claude Codeには4種類の設定があります。

CLAUDE.md は人間からClaudeへの指示書です。開発者が書き、毎回の会話開始時に読み込まれます。

Auto Memory はClaudeが自分で書くメモです。会話の中で気づいたことを自動で保存し、次の会話でも参照します。

Skills は必要なときだけ読む参照情報です。開発者が用意し、関連する作業をしているとClaudeが判断したときだけ読み込まれます。

settings.json は権限・モデル・ふるまいの設定ファイルです。毎回の会話開始時に読み込まれます。

実際のファイルの置き場所をまとめると以下のようになります。

個人の共通設定(全プロジェクトに適用) ~/.claude/ ├── CLAUDE.md # 個人の共通指示書 ├── settings.json # 個人の共通設定 └── skills/ └── my-workflow/ └── SKILL.md # 個人のスキル

プロジェクトごとの設定(リポジトリ内) your-project/ ├── CLAUDE.md # プロジェクト共有の指示書(gitにコミット) ├── CLAUDE.local.md # 自分だけのローカル指示(.gitignore推奨) ├── .claude/ │ ├── settings.json # プロジェクト共有の設定(gitにコミット) │ ├── settings.local.json # 自分だけのローカル設定(.gitignore推奨) │ ├── rules/ │ │ └── frontend.md # フォルダ・ファイル種別ごとのルール │ └── skills/ │ └── code-review/ │ └── SKILL.md # プロジェクトのスキル └── src/ └── api/ └── CLAUDE.md # サブフォルダ専用の指示(入ったときだけ読む)

Auto Memoryの保存先(自動生成、gitには入らない) ~/.claude/projects/<project-name>/memory/ └── MEMORY.md

組織管理(管理者が設定) /etc/claude-code/ ├── managed-settings.json # 組織全体への強制設定 └── CLAUDE.md # 組織全体への指示

CLAUDE.md

Claude Codeの動きに最も大きく影響するのがCLAUDE.mdです。プロジェクトのルートフォルダに置くMarkdownファイルで、Claudeは毎回会話開始時にこのファイルを読みます。

CLAUDE.mdは読み込まれる順番があり、上にあるものほど優先されます。

ファイルの配置場所の例

  • 会社・組織の管理設定(/etc/claude-code/CLAUDE.md): 全員に適用、上書き不可

  • 個人の共通設定(~/.claude/CLAUDE.md): 自分のすべてのプロジェクトに適用

  • プロジェクト共通(./CLAUDE.md): チームの決まりごととしてgitにコミット

  • フォルダ別のルール(.claude/rules/*.md): 特定のファイル種別にだけ適用

  • サブフォルダ内(./src/api/CLAUDE.md): そのフォルダに入ったときだけ読み込み

  • 個人のローカル設定(CLAUDE.local.md): 自分だけの設定、gitに入らない

何を書けばよいかは以下の3つで考えると整理しやすいです。

  • WHAT:何を使っているか

    • 技術スタック、フォルダ構成、主要ファイル

  • WHY:なぜそうなっているか

    • プロジェクトの目的、各部分の役割

  • HOW:どうやるか

    • ビルド・テスト・デプロイのコマンド、開発環境の作り方、コーディングのルール

200行以内を目安にするのが推奨されています。200行以内だと書いたルールが約92%反映されることがあるようです。400行を超えると約71%まで下がるとも言われているので、内容が増えてきたら .claude/rules/ 以下に分割するのが効果的とされています。

書くべきでないものもあります。ドキュメントの丸写し、@でのファイル大量読み込み、「Xを使うな」という禁止形だけのルール(「Yを使う」と肯定形で書くほうが効く)。

ちなみに、CLAUDE.mdは /compact でメモリを縮小した後も消えません。ディスクから再度読み込んでいるようです。

Auto Memory

「Lessons」「Learnings」とも呼ばれますが、正式機能名はAuto Memoryです。バージョン2.1.59(2026年2月)以降、デフォルトで動いています。

CLAUDE.mdが人間からの指示であるのに対し、Auto MemoryはClaudeが自分で気づいたことをメモする場所です。作業中に判明したビルドコマンドのオプション、デバッグで特定したバグの原因、コードの特徴などが自動的にMEMORY.mdに保存されます。

保存先は ~/.claude/projects/<project>/memory/MEMORY.md です。gitには入らず、自分の手元にだけ残ります。

覚えておいてほしいことをClaudeに直接伝える(「pnpmを使っていることを覚えておいて」と言えばメモしてくれます)、# キーで素早く入力、/memory コマンドで外部エディタを開いて直接書く、の3通りで手動追加できます。

CIなど自動実行の環境では、環境変数 CLAUDE_CODE_DISABLE_AUTO_MEMORY=1 で無効にできます。

個人的には、一連の実装工程などの会話セッションを一服したら「ここまでのセッションを振り返って」なとど伝えると、自動でプロセスの振り返りを実施して、Lessonsに教訓を残すようにしています。

Skills

Skillsは、特定の作業手順や専門知識をまとめておく仕組みです。SKILL.mdファイルと、必要に応じてスクリプトやファイルで構成されます。個人の設定フォルダ(~/.claude/skills/)かプロジェクト内(.claude/skills/)に置きます。

最大の特徴は「必要なときだけ読む」という点です。会話開始時にClaudeが読むのはSkillの名前と説明文だけ。ほとんどメモリを消費しません。関連する作業をしているとClaudeが判断したときに初めて本文を読み、スクリプトは実際に使うときまで読み込みません。使わないSkillは存在するだけで何も消費しない設計です。

Skillの説明文(description)は具体的に書きます。Anthropicの推奨は「少し押しが強い」くらい明確に書くこと。Claudeは控えめな判断をしがちなので、「コードレビューを頼まれたとき」「テストを書くとき」のように、いつ使うべきかをはっきり書いたほうが意図どおりに動きます。

CLAUDE.mdとの使い分けは明確です。CLAUDE.mdは毎回読まれる「常識」、Skillsは必要なときだけ開くリファレンス。コードレビューの手順、テストの書き方、特定フレームワークのルールなど、常に必要なわけじゃないけど呼び出したときは確実に効かせたい知識はSkillに置きます。

なお、Agent Skills標準に対応しているので、Cursorや Gemini CLIなど他のAIツールからも同じSkillファイルを使えます

settings.json

CLAUDE.mdが「何を知っておくか」の設定だとすると、settings.jsonは「どう動くか」の設定です。権限、モデルの選択、MCPサーバー、環境変数、フックをここで管理します。

settings.jsonには5段階の優先順位があります。優先度順に並べると、以下の通りです。

  1. 組織管理(/etc/claude-code/managed-settings.json)

  2. 起動時のフラグ指定(--settings)

  3. プロジェクト共有(.claude/settings.json)

  4. プロジェクト個人(.claude/settings.local.json)

  5. 個人の共通設定(~/.claude/settings.json)

複数の設定が重なった場合、権限リストなどの配列は合算されます。モデル名など同じキーの値は優先度の高い設定が上書きします。

記述のルールとしては、「deny(禁止)は常にallow(許可)より強い」ということを覚えておくと良いです。どこかで禁止されていれば、他の設定で許可しても無効になります。.env ファイルをClaudeに読まれたくない場合は、permissions.denyに "Read: .env" を追加します。

現在どの設定ファイルが読み込まれているかは /status で確認できます。

何をどこに書くかのイメージ

4つのファイルの役割が整理できると、具体的な場面での判断が早くなります。

  • チーム開発で特定の手順やモードを常に使う → CLAUDE.md(プロジェクト共有)

  • 個人的にvimキーバインドを好む → ~/.claude/CLAUDE.md(個人設定)

  • .envファイルの読み取りを禁止する → settings.json の permissions.deny

  • チームのコードレビュー手順を教える → .claude/skills/code-review/SKILL.md

  • ビルドにRedisが必要だと覚えさせる → Auto Memory(Claudeに「覚えて」と伝える)

  • フロントエンドだけに適用するルール → .claude/rules/frontend.md

  • 組織全体でforce pushを禁止する → 組織管理のsettings.json

Claude Codeの設定は4種類ありますが、役割がわかれば迷うことは少なくなります。まずはCLAUDE.mdをプロジェクトルートに作ってgitにコミットするところから始めてみてください。使い続けるうちに、Auto Memoryがプロジェクト固有のことを自然に覚えていきます。

今回は、デスクまわりの作業環境を少しずつ整えてきた中で、実際に使っていて満足度の高かったアイテムをまとめて紹介します。

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この記事を書いた人
うえんつ
B2B領域のSaaS・アプリケーション開発などを組織で取り組むことが得意なプロダクトデザイナーで、このブログのオーナーです。
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