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公開日: 2024.06.21  | 更新日: 2024.06.21

WSDレポート①:ワークショップの定義を考える

この記事は、青山学院大学大学院主催のワークショップデザイナー育成プログラムの課題として、動画形式の講座を受講して筆者個人の考えをまとめたレポートです。今回は「ワークショップの定義」について書いています。

2024年度第1期ワークショップデザイナー育成プログラム(青山学院大学大学院)を受講します

今回は、筆者の個人的な活動の話になりますが、青山学院大学の2024年第1期(通算42期)ワークショップデザイナー育成プログラムに出願し、受講することにしました。 ... 続きを読む

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私が考えるワークショップの定義は、「複数名が同じ目的を協働して達成するための創発的な活動に参画すること」のように考えていました。一人で目的を達成するために行動することはワークショップとはいえず、2名以上でコミュニケーションを行うことで、お互いの違った観点から創発的なディスカッションにつながることがワークショップのアイデンティティであり、最も重要だと認識していたからです。

今回の動画を見た感想としては、まずワークショップについて人に尋ねられた際の文脈や意図に応じて適切な側面を説明する責任について認識できていただろうか?と内省するきっかけになりました。私は職業柄、プロダクト開発におけるユーザーインターフェイスの仕様について言語化する仕事をしていますが、その際には開発者に対する文脈や、ユーザーから見た文脈、さらにはビジネス観点での文脈など、様々な文脈でインターフェイスについて適切に説明する責任があります。ワークショップデザイナーもそれと同じで、ワークショップについて適切に説明できる責任があるのだと思いました。

動画の中で触れられていた3つの観点「方法」「目的」「構造」は自分の中でワークショップを言語化する上で整理しやすい考え方だと思いました。

方法については、組織や社会においてさまざまな創造的な活動をする中で、さまざまな選択肢があるうちの一つの創造の手段として説明する場合の文脈で適切な言語化だと思いました。これは自身の認識とそこまで相違がないと思いました。

目的については、その創造をなぜ行うか?なぜ必要とするかを説明するのに適切な言語化だと思いました。自分は何かを意思決定することがワークショップの目的だと認識していましたが、ワークショップは他人同士が集うことが前提になっており、互いの価値観や認識が違うことを認識しないまま行動をしていくと、利害の不一致やハレーションを生む原因となるため、集う目的を言語化して共通認識を紡ぐことが本質的なワークショップなのだと理解しました。

構造については、活動目標と学習目標で2つの目標がある構造になっている、という説明は非常に新鮮でした。これまで自身がおこなってきたワークショップの活動は、活動目標については言語化できていると思いましたが、それによる学習目標は暗黙的になっており、適切に言語化してこなかったように思います。いわゆる「チームビルディング(仲良くなることが目的)」と「ワークショップ(何かを作ったり意思決定することが目的)」はそれぞれ別々の取り組みとして認識していたため、本質的にはどちらもワークショップであり、構造としてはどちらも「対話を通した発散・収束によって自身の中に気づきをもたらすこと(活動目標)」と「共通認識を持つことで協働上の合意の熟練度が上がる(学習目標)」というように整理・説明できる構造になっている、という理解をしました。


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うえんつ

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B2B領域のSaaS・アプリケーション開発などを組織で取り組むことが得意なプロダクトデザイナーで、このブログのオーナーです。
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