Figmaで効率的にオブジェクトモデルを設計する方法
今回は、FigmaやFigJamでオブジェクトモデル(概念モデル)やクラス図を表現する方法を紹介します。データモデルを設計したい場合や、既存の画面からデータモデルをリバースモデリングしたい場合に役立ちます。
この記事のターゲット
Figmaでオブジェクトモデルを使ったデザイン(OOUI設計)をしたい方
Figmaでデータモデリング、またはリバースモデリングをしたい方
Figmaで独自コンポーネントを作成する方法
タイトルとプロパティを入力できるテキストを組み合わせたコンポーネントを作成し、オブジェクト同士を線で結ぶことができるプラグイン「Autoflow」などを利用することで、シンプルなオブジェクトモデルを表現することができます。
上記の画像で使用しているデモファイルをFigma Communityに公開していますので、作り方の参考にしてみてください。
シンプルなオブジェクトモデル・コンポーネントのサンプル - Figma Community
また、Autoflowの使い方については、以下の記事も参考にしてください。
FigJamのウィジェットやプラグインを利用する方法
FigJam上で利用できるウィジェットやプラグインを利用することで、よりリッチなオブジェクトモデルを設計することもできます。
Entity Modeler
Entity Modelerは、エンティティのタイトルとプロパティ名と値を指定してカード化できるウィジェットです。
色の変更やプロパティの入れ替えといった操作も直感的に行うことができ、FigJam標準の矢印でカード同士を接続することで、効率的にデータモデルを表現できます。
FigType
FigTypeは、エンティティのタイトルとプロパティ名と値に加え、プロパティのタイプ(text、boolean、Numberなど)を設定してエンティティをカード化できるウィジェットです。
こちらも、同様にFigJam標準の矢印で接続できます。
プロパティの入れ替えや編集は、各カラムごとに指定して行う操作感なので、やや手間ではありますが、データモデルのタイプまで指定できるのが強みだと思います。
タイプはプロパティ追加時に指定したものに固定され変更でき ないため、少々操作が難しい箇所がある印象です。