how-to-convert-figma-animations-to-lottie-files-by-plugin
公開日: 2023.05.26  | 更新日: 2023.05.26

Figmaで作成したアニメーションをLottieFilesに書き出す方法

今回は、Figmaのプロトタイプで作成したアニメーションをLottieFilesにエクスポートしてGIFに書き出したり、公開されているアニメーションをFigmaにインポートできるプラグインの紹介です。リッチなアニメーションをライブラリとして管理・共有するのに便利です。

この記事のターゲット

  • FigmaのプロトタイプのアニメーションをLottieFilesにエクスポートしたい方

  • FigmaのプロトタイプのアニメーションをGIFに書き出したい方

  • LottieFilesのアニメーションをFigmaに取り込みたい方


LottieFiles」の使い方

lottiefiles-plugin

LottieFilesを利用する場合は、Figma・FigJamでリソースツールからプラグイン名で検索できます。また、Figma Communityの「LottieFiles」ページからもアクセス可能です。

LottieFilesの利用にはアカウントを作成する必要があります。このサービス単体でもアニメーションを作成・公開することができますが、今回はその方法は割愛しています。以下の公式ウェブサイトから、アカウントを登録しておくと良いでしょう。

https://lottiefiles.com/

lottiefiles
lottiefiles2

アカウント作成時には、デフォルトでワークスペース内に3つのデモファイルが入っていました。

プラグインを初回実行する際に上記で登録したアカウントでログインをすると、アカウント内のワークスペースにファイルを保存したり取り込んだりできるようになります。

1. Figmaのプロトタイプでアニメーションを作成する

Figmaで作成したプロトタイプのアニメーションを、LottieFilesにアップロードします。今回はデモとして、以下のスライドするアニメーション付きのスイッチを用意してみようと思います。

スライドするアニメーション付きのスイッチ(プロトタイプ)

今回はFigmaのプロトタイプ(Prototype)機能を利用して、スイッチをクリックするとスライドしながら背景色が変わるアニメーションを適用したサンプルファイルの紹介です。 ... 続きを読む

figma-toggle-switch-with-slide-animation-prototype

LottieFilesにアップロードする際は、プロトタイプのフローの開始点を起点としたフレームに設定された一連のアニメーションを一つのファイルとして扱うようです。注意点は次のとおりです。

  • フレームに適用した角丸は適用されない(「コンテンツを切り抜く」も適用されない)

    • マスクやフレームの切り抜きではなく、シェイプ自体に形を持たせる必要があります

  • コンポーネントまたはインスタンスに適用したアニメーションはエクスポートできない

    • インスタンスにフローを設定しても、アニメーションが表示されません

元のスライドスイッチもフレームで形を整えていたため、以下のように中で使用しているシェイプの形を整えて再構成しています。

figma-to-lottie1

プロトタイプは次のように設定します。

  • 「インタラクション」は、「アフターディレイ」でフレームごとに往復で再生されるようにする

    • 秒数は任意の値にします

  • 「アニメーション」は「スマートアニメート」を設定することで、フレームごとの中間アニメーションが自動生成されるようにする

設定できたら、プロトタイプのフローを再生して確認します。

figma-to-lottie2

これでエクスポートするアニメーションの準備ができました。

2. アニメーションをエクスポートする

LottieFilesへのアップロードの手順は次のとおりです。

  1. LottieFilesプラグインを起動する

  2. 「Export to Lottie」タブを選択

  3. フレームを選択した状態で「Export to Lottie」ボタンを押すか、フレームに設定したフローを選択

  4. 「Save to workspace」ボタンを押す

    • 「Insert as GIF」ボタンを押すと、ファイル内にGIFファイルとして書き出されます

figma-to-lottie3

これでエクスポートできました。

3. LottieFilesからアニメーションをインポートする

エクスポートが完了すると、LottieFIlesのプラグインで「Workspaces」に自分のファイルが表示されます。これを選択するとSVGかGIFの形式でFigmaファイル上にインポートできるようになります。

GIFをインポートする場合は、以下のサイズで書き出しできます。

  • Small: 150 x 150

  • Medium: 500 x 500

  • Large: 1200 x 1200

figma-to-lottie4

SVGをインポートする場合は、リポート再生されているシークバーのタイミングの状態でインポートされます。指定したい場合は再生を止めて、インポートしたいタイミングを選択して「Insert as SVG」を押すと、フレームとしてインポートされます。

figma-to-lottie5

このフレームにはプロトタイプのアニメーションは設定されないため、アニメーションさせたい場合は必要なだけフレームをインポートし、プロトタイプでスマートアニメートなどを個別に設定する必要があります。

以下では、LottieFilesからインポートしたスイッチボタンのSVGにアニメーションを設定して復元しています。

figma-to-lottie6

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うえんつ

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B2B領域のSaaS・アプリケーション開発などを組織で取り組むことが得意なプロダクトデザイナーで、このブログのオーナーです。
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