専門実践教育訓練給付金の申請方法まとめ(2024年度版)
今回は、2024年度の専門実践教育訓練給付金の申請に必要な手続きと流れについてのまとめです。制度について細かい解説はしませんので、私が実際に行った手続きを一事例として参考にしていただければ幸いです。
なお、私の場合は、青山学院大学大学院が開講している「ワークショップデザイナー育成プログラム」が当制度の対象講座となっており、その受講料の50%(最大70%)にあたる給付金を申請するために利用していますので、その文脈での事例である点に留意してください。
この記事のターゲット
雇用保険に加入している / していた期間がある方
専門実践教育訓練給付金を はじめて申請しようとしている方
専門実践教育訓練給付金の大まかな申請手続きの流れが知りたい方
専門実践教育訓練給付金とは?
厚生労働省による「教育訓練給付制度」の一種で、指定講座の受講料に応じた給付金を、要件を満たす雇用保険の加入者に支給する制度です。
教育訓練制度にはいくつか種別があり、習得できる技能に応じて分類されており、その分類に応じて給付金の支給金額の上限などに違いがあるようです。
ユースケースとしては、在職者がリスキリングによって新たな技能を習得したり、より高度な専門性を必要とする技能を習得するなどのキャリア形成に利用されることが多いようです。
正確な受給条件や受給資格を含む詳細情報は、厚生労働省の教育訓練制度のウェブサイトを参照してください。
また、教育訓練制度として指定されている講座は、厚生労働省の教育訓練講座の検索システムから確認できます。
専門実践教育訓練制度の手続き
給付金の支給を受けるには、以下の3種類の届出を、自分の住所を管轄しているハローワークに行って手続きするか、e-Govから電子申請する必要があります。
専門実践教育訓練制度の受給資格確認の申請(1回のみ)
受講中の給付金の支給申請(講座期間が半年以上の場合は、半年ごと に1回必要)
受講修了後の給付金の支給申請(1回のみ)
私が今回受講した「ワークショップデザイナー育成プログラム」では、期間が半年未満のため上記の「2.」の手順はありません。結果的に行った手続き全体のタイムラインは以下になります。
訓練前キャリアコンサルティング編
マイジョブ・カードのサイトで「ジョブ・カード」を作成・印刷する
「訓練前キャリアコンサルティング」を予約する
「訓練前キャリアコンサルティング」を実施する
受給資格確認の申請編
ハローワーク(または電子申請)で「専門実践教育訓練制度の受給資格確認の申請」を届け出る
受講修了後の給付金の支給申請編
ハローワーク(または電子申請)で「受講修了後の給付金の支給申請」を届け出る
これらのタイムラインに沿って実際に行った手続きの様子をそれぞれ記事にまとめていますので、参考にしてください。